2009年6月24日水曜日

梅酒考 2009

産直の売り場で見かける青梅も、だいぶ終わりに近づいてきましたね。梅酒、梅シロップ、梅干、梅ジャム。。。皆さん季節の味の仕込みに追われていらっしゃるのではないでしょうか。
私は今年はなぜか深夜に思い立って、毎年恒例の梅酒づくり。昨年漬けた梅酒のレシピを横目に味見と称して飲みながらの作業です。今年はもうちょっと、辛口にしようかしら、などと毎年思いのままに漬けています。終わった頃には夜が白々と明けかけていました。
梅酒も家庭ごとに様々だと思いますが、私のこだわりは漬けるお酒。ここ数年のお気に入りはジンで漬ける梅酒。グルメ&ワインの先輩のM氏に教わったものですが、もともとは六本木のフレンチレストランのシェフからのアドバイスだと言っていましたっけ。我が家では漬ける量も少ないので、ちょっと奮発してタンカレーを一瓶使います。ジンのハーブの香りとあいまって、とても爽やかで大人の梅酒ができあがります。それ以外にも、お酒置き場を覗いて、お菓子作りに使って中途半端に残ってしまったVSOPや、お土産に頂いた黒糖焼酎なども動員。結局、美味しいお酒を使えば、美味しい梅酒ができるのは当然、というわけです。
それほどでも。。。というお酒を使う場合は時間の力を借りましょう。そこそこのお酒も5年も経てば、トロリとした琥珀色の梅酒になっていますから。光太郎が智恵子の漬けた10年ものの玉のような琥珀の梅酒を味わったように、ゆっくりと待ちます。
昨年の梅酒から引き上げたタンカレー漬の青梅は自家製の柑橘のピールと一緒にカトルカールに焼きこんで、カフェでお出ししています。この青梅も味や食感が毎年違うのが面白いところです。この時期ならではの爽やかなケーキには、コアントローを効かせた淡いホイップクリームを添えて、ハーブティや焙じ茶と一緒にお召し上がりください。
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